持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための17のゴール・169のターゲットから構成された国際目標です。
2015年9月国連総会で採択
全ての国連加盟国が対象
経済・社会・環境問題の国際目標
SDGs(Sustainable Development Goals) =
持続可能な開発目標
17のゴールと169のターゲット
2030年までの達成を目指す
企業等による取り組みへの期待
日本アスファルト防水工業協同組合は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
熟練の組合員による、安全な施工をお約束します
「防水」は、材料だけでなく、実際に施工する人が、その材料を理解し、適切に使用することが重要です。
日本アスファルト防水工業協同組合では、防水学校や組合員への積極的な講習会を通じ、防水が適切に施工されるように努めています。
防水学校は、48年の歴史を持ち、これまで929人の卒業生を防水業界に送り出し、防水知識と技能の普及に貢献してまいりました。
今後も最新技術を取り入れ、さらなる防水技術の向上を通して、防水技術者の地位向上と安全で快適な生活環境構築の一翼を担ってまいります。
日本アスファルト防水工業協同組合では、日新工業㈱との共催で、著名な建築家を講師にお招きして「日新・日本アスオンラインセミナー」を実施しています。
このセミナーは、建築士や建築施工管理技士などの有資格者が受講することにより「CPD単位」が与えられます。
日本アスファルト防水工業協同組合は、アスファルト防水という垣根を越えて、積極的に建設業界での技術者の育成を支援し、情報発信することで、建築技術の向上に貢献してまいりました。
「日新・日本アスオンラインセミナー」は継続することで社会的貢献度を高めたいと考えており、今後とも防水業界と建設業界の発展に寄与してまいります。
2021年開催講演内容
高耐久の防水工法を提供し、建築物の長寿命化に貢献します
建築物の長寿命化は、ライフサイクルコストの低減を目的として社会的なニーズとなっています。
昨今の建物の活用法に対する考え方は、スクラップアンドビルドから既存の建物をいかに有効的に長期間使用できるかということにシフトしてきており、これに伴い建設業界は変革と技術革新が起こっていると言えます。
建築物の長寿命化を達成するためには、雨から建物を守る防水層の長寿命化を図ることが不可欠です。そのためには、防水材料の改良や断熱材・遮熱技術などの様々な技術が必要となります。
当組合の高耐久防水仕様は、これらの技術を駆使して、保護断熱工法は最長80年・露出断熱仕様は最長45年の想定耐用年数を実現しました。
建築物の長寿命化は、ライフサイクルコスト低減のほかに廃材の低減と原材料の有効活用といった環境対策にも寄与していると考えています。
さらに防水層の長寿命化技術の向上により、社会的ニーズと環境対策に貢献します。
廃棄物や施工時の温室効果ガスを削減します
熱アスファルト防水の施工において、低温・低臭タイプアスファルト(シグマートE・シグマートEL)を用いることにより、一般の防水工事用アスファルトより、施工時に排出される温室効果ガス(二酸化炭素)の発生を73~79%削減することができます。
また、建設技術審査証明取得仕様での施工では、公共建築標準仕様より層数を50%削減しても同等の機能を持つ防水層を形成することができ、防水施工時とルーフィング製造時の温室効果ガスの排出を更に削減することが可能になります。
また、改修工事により防水層の撤去が必要な場合には、既存防水層が建設技術審査証明取得仕様であれば、発生廃材を削減することができます。
当組合では、常に低温・低臭タイプアスファルト及び防水工法等の見直しを行い、廃棄物と温室効果ガスの削減に取り組み、環境問題の改善に貢献してまいります。
一般3種アスファルト
(260℃)
低煙・低臭アスファルト
(シグマートEL)
(220℃)
超低煙・低臭アスファルト
(シグマートE)
(190℃)
低煙・低臭 アスファルト (シグマートEL) |
超低煙・低臭 アスファルト (シグマートE) |
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二酸化炭素発生量 | 約73%低減 | 約79%低減 |
臭いの発生量 | 約99%低減 | 約99%低減 |
煙の発生量 | 約98%低減 | 約99%低減 |